部位別ケア・Tゾーン
ニキビ最大の問題ゾーンがTゾーンと言われています。これは思春期ニキビにも大人ニキビにも共通する部位だからです。メイクの上でもTゾーンのテカリが・・・などという悩みが多いのではないでしょうか。では、Tゾーンとは具体的に顔のどの部分を指すのかから、ニキビの特徴やケアまでを見てみましょう。
Tゾーンとは?
Tゾーンとは、顔の中の額・鼻筋の部分です。ちょうどアルファベットのTの字になりますね。皮脂分泌量が多く、メイクをしてもテカリやすかったり、思春期ニキビの中心部位であったりします。しかし、思春期ニキビ=Tゾーンと言い切れないのは、大人ニキビでも多くの人がTゾーンにニキビを発生させているからです。ニキビができやすい方には警戒ゾーンとも言えるでしょう。
Tゾーンのニキビの特徴
Tゾーンニキビの特徴は、原因が「皮脂分泌量過多」ということです。主に思春期ニキビに多く、適度な洗顔で皮脂コントロールするし解決できる可能性を持っています。しかし、皮脂分泌だけが原因ではなく、例えばシャンプーのすすぎ残しや整髪料の影響を受けたりすることが原因で発生悪化することもあるので、ひたすら洗顔すれば良いというものでもありません。また、前髪の毛先が接触して刺激になって炎症・悪化というケースもあります。Tゾーンにニキビができてしまったら、額の部分がひどい場合は前髪をスッキリさせておきましょう。Tゾーンといえば鼻筋も皮脂分泌量過多の最たるものです。毛穴が多いのに加えて皮脂詰まりを起こしやすいので、白ニキビから炎症を起こして赤ニキビに発展する可能性が高いので注意が必要です。
Tゾーンニキビのケア
Tゾーンニキビのケアの一番は「とにかく初期段階で治す」です。皮脂分泌量が多いため、皮脂を好むアクネ菌の増殖が早く、あっという間に炎症を起こして悪化してしまいます。炎症を起こすと長期化しやすく、ニキビ跡ができる可能性も濃くなります。ニキビ跡を治療するのは大変なので、なんとか初期段階で食い止めたいというところなのです。ケアのポイントは、前髪を額にかからないようにすること。雑菌の繁殖や蒸れも防止できますし、刺激による悪化も防止できます。洗顔は適度に行い、皮膚を刺激しないようにします。皮脂を取り除いた後の肌バリア機能を戻すために保湿も必要になります。シャンプーはキチンと洗い流し、リンスや整髪料は髪の毛だけにつけるようにします。ここまでは自分でも自宅でできるケアになります。これより先に悪化してしまった場合は、皮膚科での治療も視野に入れましょう。ステロイド軟膏で炎症を食い止めたり、皮脂やアクネ菌の排出の治療をしたりします。皮脂を過剰分泌させる男性ホルモンを抑制する、ホルモン治療もあります。