部位別ケア・背中

部位別ケア・背中

背中が大きく開いたドレスを着用する機会には、ぜひ背中美人になっていたいものです。そうでなくても、普段からつるんとした綺麗な背中でいたいものですよね。ところが、ニキビは背中にもできるんです。あまり普段は人の目に晒すことがないだけに、ニキビができて進行しているなんて思いもせず、化膿するところまで悪化してしまうこともあります。しかもできるのは1個とは限りません。自分ではケアしたくても何ともしようがないのが背中ニキビなのです。

 

背中ニキビの原因

背中にまでニキビってできるの?!と驚かれる方もいらっしゃいますが、実は多くの方が経験していたりします。化膿してしまって家族に膿を取ってもらったとか、皮膚科に行ったとか、大人ニキビの話になると誰かしら背中ニキビの経験談を聞くことになったりするものです。実は背中ニキビは悪化しやすく、その原因が背中の肩甲骨付近に皮脂腺が集中しているということがあります。でもこれだけでは通常ニキビはできません。きっかけになる原因はホルモンバランスの乱れなどです。ストレス状態や睡眠不足などが続くと、交感神経が優位になってしまい、男性ホルモンが過剰分泌されてしまうのです。男性ホルモンは角質層の柔軟性を奪い、角栓の発生を促す作用があります。毛穴が詰まりやすくする上に、詰まるものまで分泌してしまうわけです。角栓が詰まってしまったところでは「白ニキビ」状態になります。ここまでなら軽症で、この時点で気がついてケアしていれば長期化せずに済みます。ですが、自分ではなかなか見られない背中という部分に加えて、服などで擦れる可能性が高いので、悪化する傾向があるのです。ここにマラセチア菌などが繁殖すると炎症を起こし、赤ニキビになって痛みや痒みを覚えます。放っておくとさらに悪化して化膿してしまうので、跡のない綺麗な背中でいたい場合は皮膚科へ受診となります。

 

日常の中で自分でケアできること

まだ重症化する手前であれば、自分で日常でケアすることも可能です。ビタミンC誘導体を含有する美容液を塗布使用するとかも効果的ですが、基本は生活習慣を正常化してホルモンバランスを整えるところでしょう。現代はストレス社会と言われているのでノンストレスとはいかないと思いますが、ストレスに晒された心身を労わりリラックスさせてあげることで自律神経の働きも違ってきます。食事はバランスよく、ビタミンは塗布するだけではなく身体の中からもケアしたいところです。

 

もしも重症化してしまったら

もしも背中ニキビが一個二個ではく背中全面に発生してしまったら。また、炎症を起こして化膿してしまうようだったら。皮膚科専門医を受診しましょう。ニキビ外来を有するところであればなお良いと思います。治療としてホルモンバランスを整え、肌バリア機能が改善されて肌のターンオーバも正常化してくると、短期間での治癒も可能です。化膿してしまったら誰かに背中を絞ってもらって・・・・などというのは、跡に残るので女性としてはNGですね。

最近登録された新着のニキビケアコラム

すべてのコラムを見る