治療・局所注射

治療・局所注射

大人ニキビはどうしても長期戦になりがちです。そこで、病院での治療に「局所注射」を用いることがあります。「え?!直接顔とかに注射するの?痛いのは嫌だな」と思う方が多いと思います。しかしニキビの注射治療は他の治療法と比べれば即効性が高いといわれているので、どのような場合に、どのような内容の注射をすると良いのかは知っておいても損はありませんね。

 

どのような場合に局所注射の治療をするのか

治療の即効性が高いと言われる局所注射治療ですが、どんなニキビの状態でも使われるわけではありません。主に悪化したものが対象になります。例えば、激しい炎症が発生しているニキビや、しこりや線維化があるもの、クレーター状のニキビ跡などです。炎症が激しいものは放置していると真皮にまでダメージが達してしまい、コラーゲン組織まで破壊し、ボコボコのニキビ跡になります。一番避けたい状態ですね。

 

局所注射の中身

局所注射の中身は一種類ではありません。その目的により中身が違ってきます。激しい炎症の場合は、ステロイド剤のケナコルトを用いたりします。これはやけどのケロイドの治療などにも使われるものですが、一日程度で炎症が治まるほどの効力を発揮します。また、繰り返しニキビでしこりなどになってしまった場合にも効果的です。ステロイドというと副作用が怖いというイメージですが、局所的で短期間であれば医師の下での治療であれば効果の魅力の方が大きいでしょう。また、繰り返しニキビには「プラセンタ注射」も効果的と言われています。「プラセンタ」というのは、元々アンチエイジング目的の美容で使われるものですが、英語で「胎盤」という意味です。赤ちゃんがお母さんから栄養を貰う基盤が胎盤ですね。この成分を使っているということになります。肝臓の働きを高めたり、ホルモンバランスを改善するためにも用いられる他に、ニキビでは抗酸化作用や細胞活性化作用が期待され、炎症を早く沈めることにも使われます。ただし、プラセンタは動物やヒト由来のものが使われて生産されていて、感染などの安全は留意されているとはいえ、リスクは回避したいなと思う方も多いでしょう。もう一つの注射は「ヒアルロン酸」です。これはよく美容的に耳にする成分ですね。シワなど肌の陥没部分に注入すると、その部分だけ膨らませて目立たなくしてくれます。ニキビ跡のクレーターには一時的にしても消してくれるという効果が期待できます。ただし一時的なのですし、ニキビの炎症解消も予防にもならないので大きな期待はできないでしょう。

 

局所注射のマイナス点

「即効性があるなら局所注射してみたい!」と思われるかもしれません。しかし高い効果があるという反面で副作用という逆の効果もあるということを念頭に置かなければなりません。ケナコルト(ステロイド剤)などは炎症の度合いによって使うべきか判断が微妙で、注射の量にしても熟練の医師の力が必要です。また、種類によっては健康保険が使えない場合があります。そうなると通院にある程度費用がかかることを覚悟しておかなければなりません。もっとも、一番基本的なマイナス点は、どんなに即効性があっても「痛いのは嫌だ。注射怖い」ということかもしれません。

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